「マッチングした相手が、実は同じ大学のLGBTサークルにいた後輩でした」
医薬品系の企業で研究職として働く32歳のタケルさん(仮名)は、内面重視のマッチングアプリ『アンバード』で同じ大学の方と出会いました。
見た目ではなく価値観を重視できるアプリを選び、約3ヶ月で今のパートナーとマッチング。初デートから3回目のUSJデートで告白し、現在は同棲しながらパートナーシップ制度の手続きを進めているそうです。
――マッチングアプリを始めたきっかけを教えてください
社会人になってすぐに使い始めました。学生時代から同じセクシャリティの人と出会う機会がアプリ以外になかったんです。当時はSNSもそこまで普及してなくて、ゲイバーとかオフラインの出会いの場にも特に行かなかったので、出会いは一貫してアプリがメインでしたね。
――最初からアプリに抵抗はなかったのですか?
大きな不安はなかったです。ただ、実在しない人とか偽物の写真を使った架空のアカウントに対する恐れは少しありました。でもリアルでの出会いが難しい状況だったので、アプリへの期待感のほうが大きかったですね。
――なぜ『アンバード』を使おうと思ったのですか?
それまで使っていたアプリって「見た目だけで選ぶ」傾向が強かったんです。でも過去の交際経験から、見た目から入ると後で価値観の不一致が生じることが多いなと感じていて。『アンバード』は「価値観や趣味を入力してマッチングする」という点が、真剣なパートナー探しに適していると思いました。
――『アンバード』の利用目的は何でしたか?
完全に真剣なパートナー探しに限定していました。以前のアプリではゲイ友達作りなどで使っていたこともあるんですけど、『アンバード』は目的が違いましたね。前のパートナーとの別れから3ヶ月ほどで今のパートナーと出会えたので、利用期間は比較的短かったです。
▲大阪・関西万博最終日に一緒に見た花火
――アプリはどのように使っていましたか?
毎日アプリを開いてましたね。朝に「おすすめの人」の機能を確認して、メッセージが来ていれば夜に返信するという使い方です。1日の合計利用時間は10分程度で、仕事の合間や夜に見る程度のシンプルな使い方でした。
――マッチング数はどのくらいでしたか?
3ヶ月の利用期間で、週に2、3件程度のマッチングがあったので、合計で30件弱くらいだと思います。ただ、実際に会うところまでいったのは今のパートナーの1人だけでした。
――プロフィール作成で工夫したことはありますか?
真剣な出会いを求めていたので、プロフィール作成にはかなり工夫しました。『アンバード』って記載できる項目が多いんですけど、喫煙、飲酒などすべて埋めて、自己紹介文も必要な情報を長めに記載しました。「相性診断」や「タイプ診断」の機能も全部活用してましたね。
――写真はどうされていましたか?
非公開画像は使用せず、顔がわかる写真をすべて公開していました。自撮りじゃなくて友人に撮ってもらった写真を使ってます。親にもカミングアウトしているので、身バレすることへの抵抗はなかったです。内面重視とはいえ、顔を出すことで信頼感が増すと思いましたし、やっぱり見た目の要素も重要だと考えていたので。
――今のパートナーとマッチングしたきっかけは?
相手のプロフィールが真面目そうで、すべての項目を埋めていたんです。趣味も多く選んでいて、「この人は真剣に出会いを求めているな」と感じました。一方で、パートナーからは最初に「見た目が気になった」とメッセージで率直に言われたのが印象的でしたね(笑)。
――初デートまでの期間は?
メッセージのやり取りを始めてから約2週間で初デートしました。比較的早かったですね。初デートは仕事終わりの夜19時頃に大阪駅周辺で。相手が提案してくれた飾らない「うどん屋さん」での食事が非常に好印象でした。
▲パートナーといった韓国料理屋
――交際を決めた理由は何でしたか?
実は二人が同じ大学のLGBTサークルに所属していたことが、関係が進展する決定的な要因になりました。会って話しているうちに判明したんですけど、すごい偶然ですよね。
それに加えて、お互いに前のパートナーとの同棲解消を経験していて、恋愛経験が一通りある上で真面目な出会いを求めているという状況がまったく同じだったんです。その安心感が交際の決め手になりました。
――告白はどちらからされたんですか?
私から告白しました。3回目のデートでUSJに行った帰りに伝えたんです。それが成功して、付き合って1年半くらいでいま同棲3ヶ月です。
――同棲してみてギャップはありましたか?
付き合う前からお互いの家に泊まりに行っていたので、生活感のギャップは特になかったです。それに、お互いに以前の同棲での失敗経験があったので、家の広さや個人の部屋の必要性などを事前にしっかり話し合って詰めてから同棲を始めました。おかげでストレスを感じることはありません。
――パートナーシップ制度の利用も考えているそうですね
今住んでいる大阪ではパートナーシップ制度が利用可能なので、来月の完了を目指して手続きを進めています。実は二人とも以前のパートナーとパートナーシップ制度を利用して、解消した経験があるんです。だからこそ、結婚の選択肢がなかったゲイのカップルにとって重要な制度なので、そういう話がしやすかったですね。
▲お泊りデートで作ったタコライス
――『アンバード』を使って最も良かった点は?
日常生活では接点のない職業や趣味を持つ人、つまり「意外でかつ魅力的」な人に出会えることですね。あとはデフォルトで選択・記入できる項目が非常に多い点が優れていると思います。他のアプリでは自分で文章を書く必要があるんですが、『アンバード』では手軽に入力できるため、最初から相手の情報が揃っていることが多いのがメリットでした。
――改善してほしい点はありますか?
本人確認が必須であることなどからユーザー数が少ない点ですね。あと、他のゲイ向けアプリとは違ってマッチングしないとメッセージが送れないので、最初は慣れが必要でした。総合評価としては10点満点中7点です。ユーザー数の少なさから満点ではないですけど、その他の機能や利便性には概ね満足しています。
――マッチングアプリ初心者へのアドバイスをお願いします
「NGリストを自分の中で作りすぎないほうがいい」ということですね。完璧に願望に合う人なんて存在しないので、気になる点があっても会ってみることで、後から好きになる可能性があります。
あと、課金することで使える機能が大幅に増えて効率が良くなるので、早めの課金をおすすめします。真剣に出会いを探しているなら、プロフィールはすべての項目を埋めて、写真も公開したほうが信頼されやすいと思います。
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2025.09.30
アプリブ編集部 サカグチシンリ
同じ大学のLGBTサークルに所属していた二人がマッチングアプリで再会するという、まさに運命的な出会いでした。「見た目から入ると価値観の不一致が生じる」という過去の経験から、内面重視のアプリを選んだ判断が功を奏したといえるでしょう。
お互いに同棲解消の経験があったからこそ、事前にしっかり話し合ってから新生活をスタートできたという点も印象的です。LGBTQ+の方にとって出会いの場は限られがちですが、『アンバード』のような価値観マッチングを重視したアプリは、真剣なパートナー探しの選択肢として有効だと感じました。