FTM(一部で「おなべ」と呼ばれることもあるが、差別的とされる場合がある)をはじめ、LGBTQの方にとっては、まだまだリアルで理想のパートナーを見つけにくいという現実があります。
掲示板などを通して出会いを探す方も多いですが、身元が分からないという点で不安も残ります。
そこで出会いの手段としておすすめしたいのがマッチングアプリです。
今回はFTMの方にとって利用しやすいマッチングアプリを紹介します! マッチングアプリ初心者の方に向けて、使い方のコツや絶対に守るべき注意点も解説しているので、ぜひ最後まで目を通してからアプリに挑戦してみてくださいね。
ここでは、FTMの出会いにおすすめのアプリを6つ紹介していきます。なお、紹介するアプリは以下の3パターンに分けています。
自分の目的に合わせて使い分けましょう。
「Tinder(ティンダー)」は日本国内だけではなく、世界中で人気を博し、誰でも無料で使えます。LGBTQ+の専用Webページも設けており、性の多様化に積極的なマッチングアプリです。
LGBTQの利用者も多く、セクシャリティの細かい設定も可能です。実際にプロフィール設定では、自分の性自認を表す「ジェンダー代名詞」を設定できます。
ジェンダーの項目では、「男性」や「女性」「ビヨンドバイナリー」に加え、「バイジェンダー」や「トランスジェンダー」「ノンバイナリー」などの多様な選択肢があり自分自身を正確に表現可能です。
また、外国人も多く利用しているので、国際恋愛、国際結婚に発展するケースも多々あります。
マッチした相手とは何通でもメッセージ交換やビデオ通話ができます。まずは気軽に会って雰囲気を確かめたいという方に特におすすめです。
<Tinderがおすすめの人>
『Tinder』の基本情報
月額料金 | 男性 無料 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 非公開 (全世界累計6億3000万以上のDL) |
運営会社 | MG Japan Services 合同会社 |
ここでは、FTMの出会いにおすすめの出会い系アプリを4つ紹介します。
累計会員数が3,500万人を突破している業界最大手の出会い系アプリです。20代から60代まで幅広い年齢層の会員がおり、新たな出会いにも期待できます。
ユーザー検索や掲示板では、「男性」「女性」を自由に指定できるほか、Web版であれば「興味あること」から「同性愛」を検索可能です。
特に掲示板にあるLGBT向けのカテゴリーに注目すると、似た目的のパートナー候補をすぐに見つけられますよ。
登録者が多い分、人気会員の競争率が上がることは欠点ではあるものの、出会いの数は期待できます。
<ハッピーメールがおすすめの人>
『ハッピーメール』の基本情報
料金 | 男性 メッセージ1通50円※ 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 3,500万人以上 | 運営会社 | 株式会社アイベック |
※クレジットカード決済の料金
株式会社アイベック
アプリ紹介ページへ
実際に使ってみると「ハッピーメール」で掲示板を利用している会員の中には20代~30代の明るい印象の女性が多くいることがわかりました。
「YYC(ワイワイシー)」は、キーワードで相手を検索できる、LGBTの方にもおすすめの国産の出会いアプリ。
プロフィールに書き込まれている言葉をフリーワードで検索できるので、「LGBT」「セクマイ」などのキーワードを入力すると理解のある相手を見つけやすいですよ。
実際に「FTM」のキーワードで検索すると数人ヒットしました。
プロフィールには、「相手に望むこと」をフリーで記載可能です。出会いたい相手像について詳細に書けば、より理想的な相手と出会いやすくなります。
また、基本料金が無料であることに加え、1ポイント1.1円で購入できるという気軽さも魅力です。
<「YYC(ワイワイシー)」がおすすめの人>
『YYC』の基本情報
料金 | 男性 メッセージ1通50円※ 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 1,900万人以上 | 運営会社 | 株式会社Diverse |
※クレジットカード決済の料金
Diverse.Inc
アプリ紹介ページへ
実際に「YYC(ワイワイシー)」の掲示板を覗くと20代~30代の清楚系の女性が多くいることがわかりました。
「PCMAX(ピーシーマックス)」は会員数2,000万人と業界全体でもトップクラスで、日々積極的に活動するアクティブユーザー数は60万人以上。利用者の活発さに定評がある出会いアプリです。
他のアプリと比較して無料で使える機能が多く、会員同士で自由に閲覧できる「日記」を使ったアピールもOK。SNS感覚で楽しめるのが魅力的です。
もしあなたが同性を対象として探しているのであれば、「同性愛」のコミュニティをブラウザ版から確認することもできますよ。
なお、「PCMAX(ピーシーマックス)」を利用する場合は、性自認が「男性」であっても女性として生まれたのであれば女性として登録してください。※ただし戸籍性別を変更している場合は、変更後の性別となります。
<「PCMAX(ピーシーマックス)」がおすすめの人>
『PCMAX』の基本情報
料金 | 男性 メッセージ1通50円※ 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 2,000万人以上 | 運営会社 | 株式会社 マックス |
※クレジットカード決済の料金
実際に「PCMAX」の掲示板を利用すると20~30代の癒し系な雰囲気の女性が多くいることがわかりました。
アプリ名 | ワクワクメール |
---|---|
料金 | 男性 110P/1,000円~ 女性 無料 |
年齢層 | 20〜40代 |
累計会員数 | 1,200万人以上 |
目的 | デート、恋活、友達作り |
特徴 | 徹底した安全管理体制だから 誰でも安心して利用可能 |
運営会社 | 有限会社 コロン 運営委託会社 株式会社ワクワクコミュニケーションズ |
※月額料金はクレジットカード決済を基準に掲載しております。また、決済方法やプラン、また為替や値上げ等の影響によって変動する場合もあります。
「ワクワクメール」は、細かく指定できるプロフィール検索とコミュニティ機能で出会いやすいアプリです。
実際にコミュニティには「LGBTQ」や「レズ」「ゲイ」などがあり、同じ嗜好の人と繋がりを持ちやすい環境下で出会えます。
さらに、掲示板には「同性愛」専用カテゴリもあり、FTMやセクマイ理解者とつながりやすい仕組みです。
24時間体制の監視体制と通報機能が整っているため、出会い系サービスに慣れていない方でも安心して出会いを探せます。
<「ワクワクメール」がおすすめの人>
『ワクワクメール』の基本情報
料金 | 男性 メッセージ1通50円※ 女性 無料 |
---|---|
累計会員数 | 1,200万人以上 | 運営会社 | 株式会社 ワクワクコミュニケーションズ |
※クレジットカード決済の料金
LGBT関連のコミュニティには、2万人以上が参加しています。
最後に、LGBT向けマッチングアプリを2つ紹介します。
レズビアン・バイセクシュアル・トランスジェンダー(FTM)の女性専用のSNSアプリです。
XやTreadsのように気軽に日常を投稿しながら、気になる人との交流を楽しめるのが魅力。特に10代~30代の若い世代に特におすすめです。
GPSから近くに住んでいる登録者を簡単に見つけることもできます。他のアプリと比較すると会員数は少ないですが、気軽に出会える同じ境遇の友達や恋愛対象となる相手を見つけたい方にはうってつけです。
<Spindleがおすすめの人>
『Spindle』の基本情報
料金 |
無料 |
---|---|
累計会員数 |
非公開 |
運営会社 |
- |
「COSY」は性的な投稿は完全に禁止されていて、真剣交際を希望する人だけが利用できるマッチングアプリです。
マッチングからトークまで完全無料で利用できます。連絡先を交換する前にお互いのことを詳しく知っておきたいという人に向いています。
しかし、iPhone専用のアプリであり、Androidユーザーは利用できません。
< COSYがおすすめの人>
『COSY』の基本情報
料金 |
無料 |
---|---|
累計会員数 |
非公開 |
運営会社 |
- |
マッチングアプリを使ってみたいけど不安だと感じる方は以下の記事もごらんください
・知り合いに見つからずにマッチングアプリを使いたい方はこちら
身バレしないマッチングアプリ10選! 非表示機能・シークレットモード活用で知り合いからのバレ防止!
マッチングアプリや出会い系サービスで出会った際に気をつけることは、「自分の性的嗜好をどのように伝えるか?」です。
専用アプリを利用していたり、最初からプロフィールへ記載したりしていれば問題ありませんが、自分の性的嗜好を公表していない場合は伝え方にポイントがあります。
伝える際は、最初のやり取りでは焦らず、ある程度信頼関係が築けてから「実はお伝えしたいことがあって……」と切り出してみましょう。
相手が「気にしないよ」「そうなんだ、教えてくれてありがとう」などと返してくれるかどうかで、本当の人柄が見えます。
カミングアウトして微妙な反応だった場合、無理に話を続けるよりも「今回はご縁がなかった」と早めに切る決断も必要です。
マッチングアプリは、ただ登録して受動的に待つだけではなかなか出会いが見つからない可能性が高いです。
ここからはマッチングアプリ初心者の方に向けて、出会いの確率を上げるコツについて伝授します。
初心者だけでなく「出会いが見つかならない」と感じている方も、実践してみるとよいでしょう。
<出会いの確率を上げるマッチングアプリ利用術>
順番にチェックしていきましょう。
マッチング率を上げるために、複数アプリへの登録をおすすめします。
特に男女ともに利用できるマッチングアプリの場合、FTMに理解がある人の母数が少ないため、複数のアプリを併用すると出会いのチャンスが増えます。
ここまでに紹介したアプリの中には、登録・基本利用が無料なものもあり費用の負担を気にせずに併用できるのでおすすめです。
また、無料ポイントで出会いを探せる可能性がありますが、異性へのアピールやメッセージのやり取りが有料の場合もあるため、費用が気になる方は事前に確認するとよいでしょう。
ちなみに……マッチングアプリで恋人ができた人の約8割がアプリを「複数利用」しており、1つしかアプリを入れていない方は出会いづらい状態と言えます。以下のチャートから、自分に合ったアプリを選んでみてください。
▼アプリのダウンロードはこちら
誠実さを感じてもらうためには、プロフィール欄をすべて埋めましょう。プロフィールに具体性をもたせれば、サクラや業者ではないかと疑われることも減ります。
特に自己紹介文では利用目的などを明確にすることで、ミスマッチを防ぐことが可能です。
テンプレなどはなるべく使わず自分で考えた文章を記載することで、相手に「真剣に出会いを探しているんだな」と思ってもらえます。
プロフィール写真には笑顔で写っているものを選びましょう。マッチングアプリで最初に目に入るのは写真なので、写真の表情1つで印象は大きく変わります。
さわやかな写真を使えば好印象をもたれやすくなり、プロフィールを細かく見てもらえる確率が上がりますよ。
マッチングアプリには多くの登録者がいて、一人ひとりがライバルでもあるので、チャンスを逃さないように積極的に行動しましょう。
気になった会員を見つけても、「相手からアピールされるのを待っている」ように消極的だと、別の誰かに取られてしまうかもしれません。
掲示板機能があるなら積極的に書き込んだり、いいね機能があるなら積極的に送ったりなど自ら行動するとよいです。
FTMの方がマッチングアプリを利用する際は、以下の3点に注意が必要です。
<FTMが出会いの場としてマッチングアプリを使う際の注意点>
それぞれを詳しく解説します。
稀にですが女性専用のアプリだとしても、女性だと偽って利用している男性が紛れていることもあります。
冷やかしに引っ掛からないよう、実際に会って信頼できると確信できるまでは、個人情報を明かさないよう注意してください。
また、同性相手だとしても、既婚者が紛れていることもあります。
特に以下のような特徴がある場合は、既婚者や冷やかしの可能性があるので注意してください。
「FTMなどのセクシャルマイノリティ専用アプリに抵抗がある」「大手企業が運営しているアプリの方が安心」という場合は、非専用のマッチングアプリを利用してみましょう。
同性愛者が出会いやすい「掲示板」や「検索機能」が備わっていれば、男女どちらの会員もいる非専用のマッチングアプリでも出会いを見つけることが可能です。
アプリ内で使っている写真の顔と、実際に待ち合わせ場所に来た人の顔がまったく違うというケースもありえます。アプリで加工しているだけの場合もあれば、別人の写真を使っているパターンもあるようです。
また、写真と顔が違う場合は、業者・勧誘である可能性もあります。もし、お金やビジネスの話をされたら、トラブルに巻き込まれないためにも、すぐに逃げることをおすすめします。
業者や勧誘が不安な場合は、「公的身分証明書の提出が必要」「目視で確認している」ように、本人確認が厳しいマッチングアプリを優先して使うと良いでしょう。
ぼったくりをする他サイトに誘導したり、実際に会うとマルチ商法の勧誘をしたりといった、出会うつもりのない業者がアプリに紛れ込むこともあります。
知り合って間もないのに会う約束を取りつけようとしたり、別のアプリやSNSに移るよう求めたりしてくる人には警戒しましょう。
安易に指示に従うと、金銭的トラブルや個人情報流出などに巻き込まれる可能性があり危険です。
プロフィールの内容やメッセージのやり取りなどで、相手が信頼できる相手かを見極める必要があります。
マッチングアプリ以外から出会いたい人には、以下で紹介する4つの場所がおすすめです。
<FTMが出会えるマッチングアプリ以外のおすすめの場所>
それぞれを解説しますが、マッチングアプリと比べると出会いまでの難易度は、格段に上がります。あくまでもアプリの利用をメインに考えるのがおすすめです。
Twitter(X)やInstagramなどのSNSでも、同じ嗜好のパートナー候補を探せます。「LGBTと繋がりたい」などのタグをたどれば、効率よくパートナー候補を見つけられるでしょう。
ただし、アカウントをもっている人がリアルな出会いを求めているとは限りません。
LGBTの方が参加できるオフ会などのイベントも開かれています。会場で実際に顔を見ながら話せるのはメリットですが、開催場所は都市部が多く、地方では開催数が少ないです。
「TRP」の略称で親しまれている、「特定非営利活動法人 東京レインボープライド」主催のイベント。
LGBTQ+をはじめとするセクシュアルマイノリティの存在を社会に広めることを目的に、参加無料のパレードやステージ企画などがおこなわれます。
随時ボランティアも募集しているので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。同じ目的を持った人同士の素敵な出会いに繋がるかもしれません。
「関西レインボーパレード」とも呼ばれる、関西最大級のLGBTQ+イベントです。
関西在住のセクシュアルマイノリティ、地域住民を中心に、日本各地だけでなく海外からも多くの参加者が参加するイベントです。無料で誰でも参加可能で、例年はパレードやステージ企画がおこなわれました。
「虹レンジャー」と呼ばれるボランティアを募集することが決まっています。参加には6月から10月にかけて開催予定の説明会(※オンラインも同時開催)に出席する必要がありますが、楽しみながら出会いを見つけられるチャンスです!
>>「虹レンジャー」(ボランティア)募集概要
LGBT専用の出会い掲示板を使えば、真剣交際を希望する人からデート相手を探している人まで、希望に見合った人をスムーズに見つけられます。
ただし本人確認や年齢確認がアプリほど行き届いておらず、なりすましを含めた騙しや犯罪に巻き込まれる恐れもある点には注意すべきです。
LGBTを受け入れているゲイバー・レズビアンバー・ミックスバーを利用して出会うという手もあります。
しかし新宿二丁目など都心に集中していて、地方都市でお店を見つけるのが難しいデメリットもあります。
LGBT向けのバーにいきなり行くのはハードルが高いという方は、友達を誘っていくのがよいかも。
周りにカミングアウトしていない場合は、マッチングアプリを使って一緒にいける人を探すのも手ですよ。
FTMの出会いの場としては、同じ目的で集まっている人が多く、安全にメッセージ交換ができるマッチングアプリの利用がおすすめです。
SNSや掲示板から出会える可能性もあるものの、アプリと比べるとイタズラや犯罪のリスクが高まるため注意しましょう。
この記事でお伝えした7個のマッチングアプリは安全性が高く、すべて無料で登録できるアプリです。アプリに登録した分だけ、理想的な相手と出会える確率が上がるので、複数のアプリを上手に使いこなしながら素敵な出会いを見つけてくださいね。
「農業で働きたい」「農家の人と出会いたい」「短期で農業バイトを探したい」そんな方におすすめなのが農業マッチングアプリです。 農繁期だけ働きたい人から、将来の就農や移住を考えている人まで、ライフスタイルに合わせた働き方が見つかります。 この記事では、農業マッチングアプリの特徴やおすすめアプリ、選び方や注意点まで詳しく解説します。
2025.08.28「職場や友人に異性が少なく、合コンを開催しにくい…」と感じる方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが、アプリを活用した合コンセッティングです。 合コンをセッティングできるアプリには、大きく「通常のマッチングアプリ」と「合コンセッティングアプリ」の2タイプがあります。 今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリット、さらにアプリ利用時の注意点やポイントも解説します。効率よく安全に合コンを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
2025.08.28「消防士と出会いたいけれど、知り合いがいない…」そんな人におすすめなのがマッチングアプリです。外見も中身もあなたにピッタリな相手を効率よく探せます。 本記事では、消防士と出会いやすいアプリの紹介やマッチングアプリを活用する理由・出会える場所について解説。 他にも実際に消防士への連載事情に関するインタビュー・体験談まで紹介しているので理想の彼氏を見つけるヒントがきっと見つかります。
2025.08.28国際結婚に憧れていても、外国人との出会いを見つけるのは難しいものです。そこで外国人ユーザーもいるマッチングアプリは、出会いのきっかけにぴったり。便利な検索機能で、自分に合う外国人とスムーズに出会えます。 本記事では外国人と出会いやすいマッチングアプリを紹介。外国人と実際に結婚した人の体験談も交えながら、人気の出会い方や安全に出会うコツまで解説します。
2025.08.26マッチングアプリというと若者向けのイメージがありますが、実は50代の出会い探しにもおすすめです。50代向けのアプリもリリースされており、50代も出会いやすい環境が作られています。 本記事では、50代が出会いやすいおすすめマッチングアプリを10個厳選して紹介します。普段の生活では出会えないような、さまざまなユーザーにアプローチしてみましょう。
2025.08.22
アプリブ編集部 フクハラ
実際に「Tinder(ティンダー)」を利用すると、セクマイに理解を示す会員には、20代前半の気軽な出会いを求める活発な女性が多くいることがわかりました。